中学生になると、
高校受験のために塾に通った方がいいだろうけど、いつから行ったらいいの?
部活が忙しいみたいだし、塾費用も気になる。いつから塾に行くのが最適なの?
そんな入塾のタイミングに困っている方へ、この記事でわかることはコチラです。
- 目的別でわかる、入塾タイミングの選び方
- 学年別でわかる、いつから入塾するとどんなメリットがあるか
- 時期別ではいつから入塾したらいいのか
- 塾を選ぶときチェックするべき6つのポイント
結論から言いますと、いつから入塾すれば最適なのかは、お子さんの目的や学力によって異なります。
子どもの高校受験を成功させるために、わが子にとってはいつが入塾のタイミングなのか、しっかり見極めていきましょう。
高校受験塾はいつから通うべきなのか?
いつから塾へ通ったらいいのかは、目的によっても変わってきます。
難関高校を目指したいなら早く塾へ
中学の成績が良く定期テストもバッチリ、目指すは難関校!
難関高校の受験問題は、学校では取り扱わない難問ばかりです。
だから難問の解き方を数多く経験しておく必要があります。
また、学校によって問題の傾向がちがいます。
目指したい高校が難関高校なら、一刻も早く塾で対策をとるべきでしょう。
内申点を上げたいなら早く塾へ
推薦をねらうなら、内申点を上げておく必要があります。
推薦をねらわなくても、学力検査だけでなく内申点も合否に関わってきます。
文部科学省では高等学校の入学者選抜に、多様な評価を求めてきています。
内申点の上げ方はいろいろありますが、一番大きく影響するのは定期テストの点数。
テスト範囲が広くなるから、前やったところを忘れちゃう
日々の授業を確実に理解し定着させ、定期テストで高得点がとれるようにしたいですね。
そのためには定期テスト対策をとっている塾で、早めに良い学習環境を定着させるといいですね。
学校の授業についていけないなら早く塾へ
中学の授業は小学校よりスピードが速く、どんどん難しくなっていく。
そもそも中学校の授業についていけてないなら、早めに塾へ行った方がよいでしょう。
なぜなら、授業のスピードが速いので、理解していなくてもドンドン先に進んでしまいます。
特に数学などは一度つまづくと、わからないが雪だるま式になり、取り返すのに膨大な時間と労力がかかります。
高校受験本番に間に合わないケースも聞きますので、授業についていけてないと感じたら早めの行動が一番負担がすくないです。
授業で十分ついていけるなら遅くても
逆に、中学校の勉強は授業で十分理解できているなら、塾へ行くのはそんなに急がなくても大丈夫でしょう。
高校受験対策のために、中学2年の3月ごろの入塾がひとつの目安になりそうですね。
強豪の部活動所属なら入塾は厳しいかも
強豪の部活動に入部すると、平日だけでなく休日も練習が多いケースがあります。
さらに練習量や内容もハードなこともあり、時間的にも体力的にも余裕が少なくなりがちです。
中学校の宿題をこなすだけで精一杯。
そこへ塾に宿題もプラスされたら体が持ちませんし、塾の勉強も中途半端になってしまいます。
部活動をがんばりたいなら中学3年夏の引退後に入塾か、オンライン教材など負担の少ないものがいいかもしれません。
高校受験における塾のメリット
塾に入るとやっぱり大変そう。塾に行っておくとどんなメリットがあるのでしょうか?
自分の学力の位置がわかる
塾に入っていると全国レベルのテストを受ける機会が多くあります。
ですので、中学校内だけの成績よりもさらにリアルな自分の学力の位置を把握できます。
自分の学力の位置がわかれば、志望校との学力の距離がわかりますよね。
志望校の対策をしてくれる
自分の学力と志望校との距離などから、たくさんの情報を持った塾の先生が対策をとってくれます。
どんな勉強を、どれくらいの量、どんなスケジュール感でこなしたらいいか、自分で判断するのはなかなか難しいですよね。
塾は高校受験の様々なノウハウを持っていますから、効率の良い対策をしてくれるのが心強いですね。
同じ目標の学生と出会える
塾には高校受験を目標にした中学生がたくさん集まります。
志望校は違ったとしても、同じ目標に向かってがんばっている学生がいることは、勉強のヤル気にも関わってきます。
あの子もあんなにがんばっている!自分もがんばるぞ!
望ましい行動をさせたければ、そのような環境に入れることが重要です。
高校受験における塾のデメリット
メリットだけでなく、高校受験における塾のデメリットもお伝えしておきましょう。
宿題が増える
塾は学力をアップさせるために宿題がたくさん出ます。
しかし、学校でも宿題が出ますから、宿題の量が格段に増えます。
この宿題をこなしていければ、確実に学力アップにつながります。
そのためには、効率的に宿題を進めていく判断力や行動力が必要です。
強豪の部活は所属できないかも
中学校の授業を受けたあとに塾へ行くとなると、スケジュールが忙しくなります。
さらに多くの宿題をこなさないといけません。
そんな状況の中で強豪の部活動に入ってしまうと、活動時間が多くとられますので、塾も部活もどっちつかずになってしまうことも。
塾を優先したいなら、活動量と塾のスケジュールとのバランスに気をつけたいですね。
学年でみる高校受験塾に行ってる割合
実際にどれくらいの中学生が塾に通っているのでしょうか。
文部科学省のデータをもとにみていくと、
公立中学校では約70%、私立中学校では約54%の学生が通塾している結果になりました。
※文部科学省 令和3年子供の学習費調査を元にグラフを作成
学習塾の費用を学年別にみると、高校受験を控えた公立中学校の3年生で大きく増加しています。
年間の学習塾費用 平均値
出典:「令和3年度子供の学習費調査 2.調査結果の概要:表6 学年別補助学習費」(文部科学省)より「公立・私立中学校別・各学年の学習塾費」のみを抜粋して表にしたもの
中学3年生ではほとんどの生徒が通塾しはじめることがわかります。
学年別にみる入塾のメリットや注意点はどんな点でしょうか。
中1で高校受験塾に入るメリット・注意点
◎中学校に入るタイミングで入塾することで、良い学習習慣が身につきやすい。
◎準備期間が長いので、難関校へ行ける可能性が高まる。
◎内申点対策が早めにスタートできる。
△受験までの期間が長いため、途中で勉強疲れする可能性も。
△塾代が長くかかる。
中2で高校受験塾に入るメリット・注意点
◎3年生になる前に、わからないところを復習して受験にのぞむ時間がある。
◎授業の進度が早く難しくなり学力が落ちやすい時期なので、入塾で成績を支えられる。
△部活が忙しくなってくる時期なので、塾との両立が大変。
中3で高校受験塾に入るメリット・注意点
◎部活を引退し、周りの入塾の雰囲気に合わせてモチベーションが上がりやすい。
◎塾代を抑えることができる。
△時間に余裕がないので、対策しきれずに受験本番を迎えてしまうことも。
高校受験のために入塾するタイミングはいつがベスト?
ズバリ、最適な入塾のタイミングは、
一番のおすすめは学年が切り替わる春、3月入塾です!
タイミング別の入塾の特徴を見ていきましょう。
春休み(3月)から
高校受験塾は3月にカリキュラムが新しくなることが多いので、他の生徒と同じスタートができます。
小学校6年生の場合3月から入塾すると、中学校の勉強をみんなより早めに準備できます。
部活でも大きな大会はないので活動が少なめ、学校の宿題も少なめなので、勉強しやすい期間です。
学年の総まとめもできるので、苦手を克服して新しい学年の学習へと進めます。
3月から新学年授業スタートのために、2月中旬のタイミングで無料体験があったりしますので要チェックですよ!
夏休み(7月・8月)から
学習時間がたくさんある時期です、苦手を克服するのによい期間でしょう。
長い休みの期間をダラダラ過ごしてしまいやすいタイプは入塾がおすすめのタイミング。
また中学3年生秋からは、志望校別の受験対策がはじまります。
中学3年の夏に入塾するのは、最後のタイミングになるかもしれません。
冬休み(12月・1月)から
予習中心の塾なら3学期の学習をはじめられますし、復習中心の塾なら1・2学期の復習からできます。
予習か復習どちらを中心にやる塾なのか、確認しておきましょう。
新しい学年で入塾するために、冬期講習に体験入塾してみる人もいます。
高校受験塾を選ぶときの6つの確認事項
いつ入塾したらよいかわかってきましたか?
ここからは、実際にどんなところをチェックして塾を選んだらいいのかをお伝えしていきますね。
入塾目的は成績向上?高校受験対策?
入塾の目的は何でしょうか?
学習目的によって塾の種類は変わってきますよ。
・成績を上げるのが目的なら補習塾
・志望校が決まっていて高校受験対策をが目的なら進学塾
補習塾と進学塾の違いをくわしく知りたい方は参考にしてみて下さいね。
塾の形態は?
・1人の先生が大勢の生徒を指導する集団塾
・1人の先生が1人ないし2人の生徒を指導する個別塾
子どものタイプによって相性は異なりますので、見学や体験はしておくべきでしょう。
くわしくはこちらをチェックしてみて下さい。
自分の志望校の合格者が出ているか?
志望校が決まっている場合は、志望校の合格者を輩出しているかどうかチェックしましょう。
志望校の情報や対策を持っている塾なのかどうか、あらかじめ知っておきましょう。
自習室やサポートがあるか?
自習室は受験勉強をする上でかなり重宝する場所です。
あるかどうかだけでなく、
無料で使えるか・予約は必要かなど、利用の仕方も確認しておきましょう。
また、わからないところを気軽に聞けたり、休んだ時に補習をしてくれるかも大きな手助けになりますので確認しておきましょう。
塾費用が予算内か?
塾の費用は上記の表からみても安くはありません。
通塾期間、塾の規模や地域によっても異なります。
追加費用はどんなものがあるのか、無料体験で質問することは必須です。
塾費用はこちらでチェックできます。
塾の雰囲気や先生が子どもと合っているか?
友達が通っていたとしても、わが子にも合う塾かどうかはわかりません。
先輩ママは、3人すべて違う塾を子どもたちが選んだそうですよ!
受験勉強をするのは子どもですので、本人が納得した塾を選ぶことがやる気にもつながります。
いろんな特徴のある塾が数多くありますので、体験授業で雰囲気や先生の人柄を親子で感じてきましょう。
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