塾は通わせたいけれど、いったいどれくらいの費用がかかるのかしら?
塾は長期で通うので、あらかじめ費用を知らないと、
「塾費用の負担が大きくて続けさせられない!」
「こんなに塾代がかかると思わなかった!」
ということになりかねません。
塾代は、塾の形態や受験の有無によっても大きく違ってくるんです。
この記事でわかることはこんなことです。
- 公立・私立別、学年別の塾費用はどれくらい?
- 塾形態別の費用は?
- 夏期講習や冬期講習の塾代はいくらなのか?
- その他にかかる費用はあるの?
それぞれの相場を見ていき、家計と心の準備をしていきましょう!
公立・私立別、学年別の塾費用の平均は?
文部科学省が令和3年に出した『子供の補助学習費』によると、公立・私立ともに5割強~7割の生徒が学習塾を利用していることがわかります。
それぞれの中学校でかける学習塾費用は、
公立中学校では約25万円
私立中学校では約17万5千円
出典:「子供の学習費調査 令和3年度」(文部科学省)
というデータがあります。
公立と私立の塾費用の比較はこちらです。
出典:「令和3年度子供の学習費調査 2.調査結果の概要:表6 学年別補助学習費」(文部科学省)より「公立・私立中学校別・各学年の学習塾費」のみを抜粋して表にしたもの
私立中学校よりも、公立中学校のほうが出費が多いことがわかりますね。
これは、私立中学校は中高一貫校の場合が多く、高校受験対策が必要ないからです。
中学受験で頑張った分、中高一貫で部活動などで青春を謳歌しやすそうですね。
1番塾代がかかるのは公立中学3年生
最大値は公立中学3年の約40万円ですが、
高校のために、夏期講習・冬期講習・受験直前特訓講座など、差し迫った受験対策費用がたびたび追加されるためでしょう。
受験ラストスパートだからしかたないと、先輩ママがため息まじりに語ってくれたのが印象的でしたね。。
ちなみに、この費用は全調査対象者数の平均なので、学習塾をに通っていない生徒の人数も含まれることになります。
ですので、『学習塾に通っている人数』だけで費用平均を計算したら、もっと塾費用が高くなります。
この平均金額は最低ラインと考えておいた方がよさそうです。。泣
子供が1人ならまだしも、2人3人となると負担も大きくなってくるので、家計に合った学習塾を選びたいですよね。
では学習塾の形態別では、どれくらいの月謝の差があるのでしょうか?
塾形態別の費用の平均は?
学習塾による形態別の月謝金額は、だいたい以下のようになっています。
個別指導塾 > 集団塾 > オンライン塾
個別指導塾の費用
先生1人に対して生徒も1人のマンツーマンシステムまたは2人~4人までの少人数制です。
ですので、一般的に集団指導よりも費用は高くなりがちです。
中学生の授業料は14,000円~88,000円程度と幅があります。
通塾回数が増えるとその分授業料も高くなります。
集団塾の費用
1人の先生が、複数の生徒に対して授業をします。学校の授業ようなスタイルですね。
そのため、個別指導塾よりも費用は低い傾向にあります。
授業料は18,000円~40,000円で、別途季節講習がかかることが多いです。
これは心しておく重要な費用なので、のちほど説明しますね。
オンライン学習塾の費用
場所代がいらないため、費用はより抑えられる傾向にあります。
近年広まったサービスでもあり、なんと月額3,000円程度に収まるところもあります。
月謝だけで選ぶのは乱暴かもしれませんが、家計的に厳しければ通わせ続けることはできませんよね。
そもそもの、我が子に合った塾形態の選び方についてもおさらいしておきましょう。
ここからは、塾にかかる費用はいったいどんなものがあるのかを、具体的に見ていきます。
夏期講習や冬期講習の塾代はいくら?
塾のHPではあまりくわしく費用が載っていませんが、実際に見学に行くと料金プランを見せてもらうことができます。
そのときに、大きい費用である季節講習についての料金が掲載されているか、必ずチェックしてみましょう。
知らずに入塾したら、夏期講習や冬季講習が思った以上にかかってしまい、予想していなかった費用で家計に負担をかけてしまいます。
基本的には毎月の塾代の2倍になる
見学に行く前の予備知識として、中学1~2年生の場合、夏期講習にかかる費用は、通常月謝の2倍くらいになると思っておいてくださいね。
あらかじめ聞いておきたい、なかなかドッキリな価格です。
しかし、驚くのはまだ早いですよ!
中学3年生の夏期講習にもなると、通常の月謝の3倍から5倍ぐらいになります。
もうドッキリを超えて、息が止まってしまいそうです!!
受験直前対策講座などあったら、こちらも実費がかかりますので準備しておきましょう
いつから塾へ行くのが最適なのか、時期について知りたい方は、こちらもチェックしてみて下さいね!
その他にかかる費用はある?入塾金、教材費は?
この際、他にかかる追加費用があるのかどうかも、洗いざらい確認しておきましょう!
入塾金
入塾金は塾によって異なりますが、だいたい10,000円〜20,000円が多そうです。
塾によっては入塾金が安くなるキャンペーンを行っています。
すでに兄弟姉妹が入塾している場合は、無料のところが多いです。
私が見る限り、入会金無料のキャンペーンはめずらしくなくなってきた感があります。
利用できるものはしっかりと利用していきましょう。
教材費用
集団塾の場合は、専用の教材が必要になります。
教材費は学年ごとに異なるため、毎年必要になってきます。
3,000円〜5,000円/年というところもあれば、30,000円以上の塾もあり、ここは塾により差がありそうです。
個別指導の場合は、生徒のレベルに合わせて教材をそろえる場合と、生徒が持っている教材(集団指導塾との併用など)を使う場合があります。
模試・テスト費用
模試代やテスト費用は、
月謝に含まれている場合と、申し込むごとに追加費用がかかる場合があります。
それぞれの塾で、含まれているのかどうか、必要な場合はだいたいどれくらいかかるのかを確認しておきましょう。
教室維持費
毎月支払うものとして教室維持費があります。
名称は様々なところで分かれますが、維持費として数千円程度支払うのはどこも同じです。
こうした費用は、さりげなく別途維持費がかかると小さな字で書いてあったりします。
まとめ:【中学塾代】3つの塾形態別『相場』何にいくらかかる?!
中学生の学習塾費用は、公立と私立で差がありましたが、学習塾に行く場合は月額3万円くらいは考えておいた方がよさそうです。
授業料だけでなく、入塾金、教材費、特別講習費、模試・テスト費、教室維持費等が別途かかると思っておきましょう。
塾形態によっても費用は異なりますし、掲載されていない費用もあります。
「その他にかかる費用はありますか?」
と、面談や無料体験でかならず入会前に確認しておきましょうね。
あらかじめ費用を知った上で、家計と学習効果のバランスがとれた塾を選びましょう。
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